では作り方。
まずは右の図のように鉛筆を削ることからはじめる。と言っても、この図だと逆にわかりづらいかもしれないが。
その場合はその次の写真を見て欲しい。これはとりあえずすっぴんの鉛筆に対する第1ステップの削りを途中まで入れた所だ。
通常の削り方であれば角を削っていくのだが、今回は平らな縁に平行に削ることからはじめる。右の写真はまだ芯が出ていないが、最終的には芯が出るまで削り、ちょうど 180度反対側も同じように削る。
こうやると芯の所で一直線(に近い)部分ができる。これが六角形をした鉛筆の「平らな面」と平行である事が大切だ。
鉛筆を持つ際には、人間は指、特に人差し指を6つの平らな面のどれかに乗せる。力を入れる場合は、この人差し指を使って芯を紙に押し付ける。ここで、この人差し指を乗せる面と芯を削って作る線が平行でないと、力が芯に均質に、平行に伝わらない。
従って、この最初に削る2面はどうしても鉛筆の平らな面からスタートしなくてはいけない。これが通常の鉛筆の削り方との最大の違いだ。
で、とりあえず反対側も同じように削る。
この段階ではまだ芯は表出していない。
ここからさらに削り込んでいく際に、2つの面の交差ポイントが芯のほぼ中央を通るようにしないと意味がない。その位置決めのために一旦左右のバランスを見るためだ。
で、これをさらに削り込んでいって最終的にはここまでもっていく。水平方向から見るとこんな感じ。
斜めから見るとこう。
で、ポイントは上から見た場合にこうなっていること。
わかるだろうか? 芯の所で完全な線を出す必要はないのだ。どうせ描いていく過程である程度削れるしこれぐらい中央に近ければ多少ずれても太さにそうそう変わりはない。無理やり先端を尖らせるのではなく、ちょっと余らせる感じぐらいがちょうど良い。
さて、ここから先のステップだが…
実は芯を削るのはここまで、と考えて欲しい。ここから先は、木の部分を削って今削り上げた芯を気の軸から露出させていく作業になる。木の部分を取って上げないと、このままではほとんど描けないからね。
これはあくまでもイメージで、実際には芯をある程度削る羽目に陥るのだが(いや、木の部分を削っているつもりで勢いあまってしまうものだし)、とりあえず、ここから先はしばらく、芯は削らない事を意識して欲しい。
なお、芯の先端部分の微調整は最後にもう一度行う。ここの段階では気にしないように。
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