2007年4月29日

マークシート用鉛筆-2- 準備するもの

論より証拠。とりあえず1つ作ってみると、効能も説明しやすい。というわけで、とりあえず右に大雑把な設計図を載せた。

見てのとおり、芯をある方向からは斜めにけずるが、90度まわした角度から見るとまったく削っていないようにするのが最終目的だ。すると紙に接するのが「点」ではなく「線」になる。この線が紙に接した状態で鉛筆を手前に引くと、面が塗れることになる。


準備するものは次のとおり:
  • 新しい鉛筆
これは普段よりも一回り軟らかいものの方がよいと思うが、好みだ。鉛筆を普通に削ると、普通の使い方では紙と芯が点で接している。これを線で接するように削るので、同じ濃さで描こうとするとよけいに力が必要になる。圧力が分散するからだ。踏ん張って書くのでは意味がないので、私は一回り軟らかい物を使うことにしている。HBならばBを、Bならば2Bというのがちょうどよい辺りだろう。何種類かの硬さで作ってみて、試すのが一番だが、そこまでお金をかけていられない(といっても1本60円しないだろう?)のであれば、1回り軟らかいの、というルールを使えばよい。最近は HHB とか HBB とかいう硬度の鉛筆もあるらしいが、はっきりいって使っていないので判らない。

普段より一回り高級な鉛筆を使っておくと、さらによい。上質な鉛筆は、芯の砕け方が一様なので紙を接している部分ごとの色むらが出にくいのだ。マークシートを塗る場合には色むらがないと一発で塗ることができるが、ムラがあると何度も塗りなおす必要が出てしまい、意味がなくなる。
個人的には三菱の HI uni が大好きだが、あれは眩暈がするほど高いのが玉に瑕だ。一本100円以上する。こんなときでないと買えない。

芯が通常の鉛筆よりも一回り大きいものがある。必要な硬度のものが手に入るならばお勧めだ。基本的に芯は太ければ太いほど使いやすい。太い芯は削れば細くなるが、細い芯はどう頑張っても太くならない。クーピーの色鉛筆のようなものが鉛筆で出れば究極だなぁと思うのだが…。

  • よく切れる、薄いナイフかカッターで、刃の面が広いもの
当たり前だが、上の設計図のような形に鉛筆を削ってくれる鉛筆削りは存在しない。あるなら、誰も知らない、なんてことにはならないだろう?

で、手で鉛筆を削ることになる。とりあえず刃渡りが長く、薄いナイフが鉛筆を削るには都合がよい。刃物はよく切れるほうがむしろ安全なので、「よく切れる」という条件は本来蛇足だが、このことを知らない人が多いので一応書いておく。

ナイフなどで鉛筆を削る方法をまず学習しておいて欲しい。間違ってもマークシート用鉛筆からはじめないように。マークシート用鉛筆を作る際には、通常よりもちょっと力が必要なので、正しい削り方を知らないと手に怪我をしかねない。正しい削り方ができるようになれば、よく切れる刃物であれば鉛筆を削るのは決して難しくない。鉛筆をナイフで削る などのページを参考にして欲しい。なお、このページだと良くわからないが、ナイフで削る際には
  1. 軸を削る段階では、ナイフではなく鉛筆を動かす
  2. 芯を削る段階ではナイフを立てて、芯をこそげるようにして削る
のがコツだ。

カッターであれば、刃をケチらなければ良い。私の場合、通常のカッターを使うならば、3つ分の刃を使い、鉛筆1本を削ったら3つ分一気に捨ててしまうようにしている。通常よりも一回り刃渡りの広い奴があるが、個人的にはそちらを使っている。これならば刃は1つ分でどうにかなる。1本削ったら刃を捨ててしまうのは変わらない。これは安全のためなので、ケチらないように。生半可に切れない刃物は本当に危険なのだ。

クラフトナイフの刃渡りの大きめの物を使う、というのも手だ。やはり刃は早めに交換することが重要になる。
あとは、削りかすが飛び散らないように新聞紙を敷いてからはじめるとか、ナイフを使っているので人が周りをうようよしていない所でやるとか、そういうのは各自意識して欲しい。