2007年11月29日

英語をどうにかする -6- 簡単な単語で表現する力を養う

私がつい最近まで知らなかった単語に detergent がある。

detergent: 洗剤、合成洗剤

海外出張が2週間以上続くと、着る物がなくなる。当然洗濯する必要があるのだが、ホテルのランドリーサービスは高い。アメリカの場合、コインランドリーが結構豊富なのでそちらを使う事になる(こっちの方が早い、というのももちろん、ある)。

特に、長期出張用の Inn とか Motel と言われるクラスのホテルは多くの場合、
  • 無料あるいは廉価なコインランドリーがホテル内にある。もちろん、乾燥機もある。
  • アイロンなども揃っている。
  • サービスで洗剤もくれる(柔軟剤をくれるところはあまりないなぁ)。サービスじゃない場合もフロントに言えば「1回分」というサイズのものを安く売ってくれる。
なので、これを使って洗濯・乾燥させればよい。特にアメリカの洗濯機、乾燥機は大きいので、一人旅であれば1週間分をまとめて洗っても一発で済む。とても便利だ。

あ、ついでに言うと、柔軟剤は乾燥機に放り込むタイプが便利だ。まるで紙みたいなのを洗濯物と一緒に乾燥機に突っ込んでやる。するとふわふわになって乾燥するのだ。コインランドリーの場合、洗濯機が結構乱暴に安物なので、「柔軟剤入れ」なんてしゃれたものはない場合が多い。なので、乾燥の時にやわらかくしてしまう。柔軟剤は softener で通じる(もっと柔らかくするもの、つまり Softな~ と覚えておけば発音はあってるから大丈夫だ)。

も一つついでに。私はそこへ行くのが二度目以降の場合、持って行く衣類に襟汚れとかが酷くてもう、捨ててもいいや、というものを持っていくことが多い。で、ついていきなり洗濯を始める。洗剤が強力なんだろう、今まで落ちなかった汚れが一撃で落ちる。乾燥機もでかくて高出力、柔軟剤も強靭なので皺も消えてふわふわ。で、これを帰る間際に捨てて帰ってくる(たまに延命してしまうものもあるが)。
この洗濯であまり改善しなかった場合は、近くのモールへ行って代わりの服を買った上で、いきなり捨てればいい。衣類は若干アメリカの方が安いので、これでOK。ただし、パンツは別。

で、問題は洗剤をもらいに行く時、だ。

もちろん "May I have a detergent" と言えば済む。文法も中学生並だ。何も難しくない。

detergent をちゃんと覚えているならば

もちろん、物覚えの悪い私は覚えていない。で、毎回酷い言い回しを使って難局を乗り切ってきた。

" May I have Soap to Wash Cloth?"
服を洗う石鹸をもらえる?

意味が通じるんだ、これで。だから、Detergent という単語を覚えない。覚えたのは、6月の出張先で、ホテルのフロントのおばちゃんが毎回言いなおしてくれたからだ。2週間言い直してもらうと、いい加減私でも覚えた。

で。ようするに「detergent なんて難しい単語を覚えなくても意思は通じる」と言う事がいいたいのだ。石鹸(Soap)と洗う(Wash)と服(Cloth)を覚えれば、detergent は後回しに出来る。
大事なのは「どの単語があると表現空間が最大限に広がるか」を常に意識しながら、単語を覚えていこう、と言う事だ。

# とはいっても、Soap と Wash と Cloth と to は、殆どの人が知っているだろうし、
# May I have ... も中学で習ったはずだから…この場合は何も覚えなくてよいのだけれど。


で、このようなものの言い方を考える場合、「類語」が次々に思い出せる、というのが大事な能力になる。「洗剤」という日本語に引っかかってしまうと、「石鹸」を思い出せなくなる。そうならないためには、常日頃から

もし、その単語を知らなかったなら、
代わりにどう言って意思を伝えるか?

日本語で訓練するとよい。よく、外国の人が少ない語彙で意思を伝えようとして、ケッタイな日本語になるのを思い出してほしい。あれを意識して実行するのだ。

一番良いのは、外人が少ない日本語で苦労して意思疎通を図ってきたら、是非付き合うことだ。相手が何を言おうとしているのか推測する。これも類語の連想ゲームが必要なので、同じ能力を鍛える事になる。

自分が、外国で英語を話そうとすると、この外人さんたちと同じレベルの話し方をしているのだ、と考えれば、少しは親切にしてあげよう、という気にもなるだろう??

なお。
上のほうで「パンツは別」と言っているが。実はアメリカのパンツはゴムの余力が少ないのだ。伸びない。日本製に比べて全然ゆとりがない。特にトランクスが駄目。
私の場合、Mサイズだと「普通に履いている」分には問題ないのだが、脱ぎ履きの際に苦しくなるぐらい伸びない。Lサイズだと脱ぎ履きは楽に出来るのだが、履いた後きちんと落ち着いてくれない(スルズル落ちる)。
なので、トランクスだけは日本製が良い、と思っている。

2007年11月11日

英語をどうにかする -5- 名詞

三度、うちの3姉妹のチー先生にご出馬いただこう。

彼女が最初の内覚えている単語は何だろう? お子さんがいらっしゃる方は自分の子供が覚えた単語でも良い。

まま、とか パパ とか まんま(ご飯) とか…「名詞」じゃなかっただろうか??!

もちろん、これには教えやすいというポイントも挙げられる。ろくな概念を知らない赤ん坊に「美しい」だの「走る」だのと言った形容詞や動詞を教えるのは、はっきり言って無理だ。名詞であればとても教えやすい。指差して、名称を言い、相手が復唱するのを待てばよい。

しかし、一旦覚えた名詞は、イントネーション次第で同じ単語に異なる意味を持たせる事もできる。現にリンク先ではおなじ「まんま」と言う言葉を、
  • 空腹だ!! 何か食べさせろ!!!!
  • それだよ、それ。そのご飯♡ それを待ってたんだ
の両方の意味で使っているし、ちゃんと意思は通じている。

人間はみな、この「名詞を覚える事からはじめる」というフェーズを経験しているので、言葉に不自由している人に対しては 名詞から状態を推測する 事をある程度やってくれる。これは世界中で共通した特徴だと思う(全員に心理テストを掛けて回ったわけではないが、言語学習手順が1通りしかない以上、ほぼ確実だろう)。不足している部分は身振り・手振りで補えばよい。


というわけで、最初は名詞を中心に覚えよう。とはいっても、"help", "run", "beautiful" などといった、もう覚えてしまった単語を忘れろ、という意味ではないので勘違いしないように。あくまでも「今後覚える単語」の話だ。


さて…高校生以下の読者がいたら、ここでごめんなさいを。ここから先しばらくは、すでに仕事を持っている人向けの話になる。

仕事をしている人の場合、殆どの場合において自分の専門と言うものを持っていると思う。いまどき、専門家ではない人はいない。農家の人は農業が専門だ。もっと言えば何でもかんでも育てているわけではないだろうから、育てている動植物に関する専門家だ、と言う事になる。自分ひとりで必要なものを育て、造り、消費している人間は殆どいないだろうし、もしいたとしたら多分インターネットに接続するための「お金」の工面に困っているはずだ。
# たまーに、 お金に困っていないから そういう生活をする人もいるが…

自分の専門に関する名詞は英語を使おう

ITの人なら「コンピューター」ではなく Computer と書こう。「セマフォ」ではなく Semaphore と書こう。そうすると、実は意外な単語が判らない事が判る。それを辞書で引いて覚えていこう。

私の場合ここ3年で発見したものの一部をあげると(恥ずかしくて全部はあげられない)
  • 安全係数 (safety factor)
  • 輻輳 (congestion)
  • 観客・傍観者 (spectator)
ちなみに、科学技術系の辞書はこれらが一番だ。


目が飛び出るほど高い、と表現してかまわない値段だとは思うが、その価値はある。だって普通の辞書に「安全係数」なんて載ってないんだもの…。

英語をどうにかする -4- 動揺してても伝えられるように

このテーマの2回目3回目を読んで
「これでどうすると、英語がどうにかなると?」
と思った人も多いかもしれない。でも、これらはとても大事な事を言っているのだ。

実際問題として、我々は「英語が話したい」のではない。
共通言語が英語しかない人達と意思疎通したい
のだ。2回目3回目で示したかったのはこの事だ。この意識無しにはいつまでたっても完璧な英語が話せるようになるまで英語を話す事はできなくなる。そして、英語にも黒人訛りやスパニッシュ訛りなどがあることからも判るように、完璧な英語などない


完璧な英語などないなら、まずは少しづつでいいから意思疎通ができるようになればいい。ついで、自分が使える表現を増やしていけばいい。しかし、最初に覚えなくてはいけない必要最小限度な知識を最小限度に抑えたい。たくさん覚えなくてはいけないのでは、なかなか英語が話せる、と言う状態にならないからだ。

もう一つ重要なポイントがある。人間は緊張したり、動揺したりすると、平静であれば思い出せることも思い出せなくなる。しかし、緊急事態においてこそなんとしても伝えたい事が発生する。必要最小限度の知識は、どんな状態でも搾り出せるようにしておく必要があるのだ。そのためには、動揺しても、パニックに陥っても、必要最小限の言葉だけは出てくるようにしなくてはいけない。

どんな時にも出てくるようにする唯一の方法は、繰り返す事だ。残念ながらこれに関する限り、人間の脳に何か特別な機能と言うものはついていない。あらゆる機会を通じて繰り返す事でしか、どんな時でも出てくる知識と言うものは養えない。


だから、最初に知るべきことは英語でなくてもどうにかなる事は何か? なのだ。

英語を使わなくても伝えられる意思は何か?痛いとか嬉しいとか、そういう感情は本質的に 音程テンポ だけで伝えられる。そういうものは、日本語で伝えても伝わる、と言う事だ。英語であったとしても、ouch とか hungry とかは後回しでよい。

もちろん、これらは e-mail とかでは使えない。でも無茶を言ってはいけない。本来人間の意思疎通言語はボディランゲージであり、その次が声なのだ。声で伝えるものに論理構造を持たせ、それが書き文字となり、それだけで相当量の情報を伝えられるようになった。情報の明知化が起こったわけだ。しかし、明知化された情報を書き文字だけで伝えるには、相当の知識を身につけなくてはいけない。これには時間がかかる。

だからまずは話せる事、自分の意思が相手に伝えられる事が重要なのだ。
そして、最小限度の単語で伝えられるようにする。不要な単語は後回し。
これが基本になる。

そして、この必要最小限の単語は、常に使う。可能な限り常に使う。話す時に使うだけではない。文章を書く時にも可能な限り使うのだ。不自然になるかならないかぎりぎりのポイントまで、英語を日常的に使う事で、いざと言う時の言葉が身につく。


最初の内に覚える英語は、ある意味サバイバルなのだ。

2007年11月8日

英語をどうにかする -3- Passion!

英語は何よりも「伝えようとする意思だ」と書いたが、意思には常に Passion が付きまとう。これをハイにしておくことも同じぐらい大事だ。

再び「うちの3姉妹のチー先生」にご出馬いただこう。

チー先生は

!!!!!っんまんまんまんまんまんまんまんまっっ!!!

と「まんま」を厳しい声で繰り返すことで「お腹がすいた」と主張する。一方で、ご飯が提示されると

♡♥♡まんま♡♥♡

と言うことで、いかに待ち焦がれたか、自分がいかにうれしいか、を表現している。

つまり単語は同じでもイントネーションが違えば異なる意味になる。


もっと極端な例を言おう。たとえば、足を踏まれてすっごく痛い目にあった場合。"Ouch" と言った場合と、

『痛てぇええええっ!!!』

と言った場合とで、後者では意味が通じない、などという事があるだろうか?


これらの事は言葉を覚える上で重要なポイントを教えてくれる。
  1. 英語を覚える場合、最初に覚えるべき単語は厳選しさえすれば、あとは表現力で補える
  2. 痛いとかうれしいとかは、別に英語を覚えなくたって、表現力があれば補える
そして、こういう場合重要な表現力は
Passion
とあらわされる類のものだ。

Passionで表現できることはすべて、そちらで表現する。感情をこめた声、大げさなぐらいの身振り手振り、破顔 と言ってもいいぐらいの笑顔やしかめっ面…こういったもの全てが、あなたの実力不足を補ってくれるのだ。

シャイになってはいけない。いや、こう言った方がいいか:

英語が下手なくせにシャイになるなんて百年早い

英語は心 なのである。

2007年11月6日

英語をどうにかする -2- 意思の力だ!

英語を話せるようになる上で、最も重要なものはなにか。それは
伝えようとする意思
これに尽きる。

逆の言い方をすれば、「伝えるべき事がない」のではどのような言語もなかなか習熟しない。

例として日本語を考えてみよう。

あなたは今、日本語を完全に忘却した状態にある。文法も何もわからない。ここで、あなたは
「自分が空腹である」
事を周囲に伝えなくてはいけない。幸い、あなたには日本語の単語を3つだけ覚えている事をゆるそう。さて、何を覚え、それをどのように使う???

解答例: うちの3姉妹のチー先生

えぇ、3単語も要りません。「まんま」1つで十分。あとは強力無比に連呼するだけ。それで意思は通じます。


逆にこういうケースを考えてみよう。

あなたはある日、近所の小学校の前を通りかかった。
「すみません」
声を掛けられた。
「今日、挨拶に来るはずの人が急に出席できなくなったのです。
申し訳ありませんが、今日卒業する卒業生に送辞を話してあげてくれませんか?」
いや、いきなりそういわれても。あなたはこの地域に引っ越してきたばかりで、子供もいない。なのに30分も話せ、と言う。さて、あなたは何を話す???

日本語に堪能であるはずのあなたも、言葉が出てこなくなるはずだ。


結局、言葉と言うのは「意思を伝えるための道具」なのだ。伝えたい意思があれば、たとえボキャブラリーがどんなに少なくても、意思を伝えようとする。逆に伝えるべきものがない状態で、発言を強要されれば、どんなにボキャブラリーが多くても言葉に詰まるのだ。

だから
"this is a pen" に価値はない
だって「これはペンです」って誰に言いたいんだそりゃ??!

そうではなくて、心の底からこみ上げる衝動を大声で述べよう。さん、はい、
"food!!!!"
おや? あなたは「金返せ」でしたか? 私は大抵の場合「ご飯」になります。

英語をどうにかする -1-

日本でサラリーマンをやっていると、意外と障害物になって立ちはだかってくるもの。それが英語。

もちろん、英語なしで仕事が出来ないというわけではない。でも、新しい情報からは常に阻害されている感じがする。日本語に訳出する人達の恣意的な(あるいは無意識な)フィルターがかかっている気がする…。技術者になると、英語のドキュメントを読め、と言われて終わり、何てこともざらだ。

機械翻訳はまだまだあてにならない。日本語で書いて、それを英語に機械翻訳して、もう一度日本語に直すだけで、大爆笑な文章が出来上がる(そして、それを集めて本が出来てしまう)という事は、直訳・意訳のいずれの意味においても、和英機械翻訳の出力品質はあてにならないし、英和機械翻訳も多くの場合は混乱の元にしかならない、と言うことだ。

偉くなって通訳がつくようになっても問題は解決しない。英語と日本語は単語の並び方があまりにも違うので、通訳は「1文づつ」訳さざるを得ない。彼らの仕事は「正しく」訳すことにあるからだ。しかし、議論などをしていると、相手が話しているのをさえぎって自分が話す、なども必要になる。通訳つきではそのようなことは絶対にできない。そうしているうちに議論は終わってしまう…。


というわけで、ひそかに英語コンプレックスを持っている人は多いのではないか、と思う。実は私だってかなりコンプレックスを持っている。はっきり言って英語は苦手だ。

でも、残念なことに、世の中そうは問屋がおろしてくれない。英語という名の国際公用語を操る必要性は日々高まっているし、英語を操れたときの優位性も圧倒的だ。職探しひとつにしても、英語で自己紹介が出来る程度でも、外資系企業が採用してくれる確率は圧倒的に高くなる。だからしょうがないので、身に着けてはいる。

そこで、向こう何回かかけて、私が使っている英語の身に着け方を書こうと思う。ただしものすごく「入門編」だ。「NOVA」だの「Gava」だのと言った英語教室の入門コースよりもさらに入門の部分を説明しよう。多分ここで説明したことを実行するだけでも少しづつ英語力は上がっていくし、年齢もほとんど関係なく上がっていくだろう。上昇速度は若干遅いかもしれないが、コストも最小限度ですむ。

このテーマは実は一番自信が無い…さて…うまく行くかしら…

2007年11月4日

冬がはじまるよ

たまにではあるが、自社製品をどうやって売ればいいのか、というのは私も考える事がある。マーケティングのプロではないので年中ではないが。言いたい事を理解してもらえるような短いフレーズや、ぱっと本質を理解してもらうための表現を考えるなど、発表の練習にぴったりなもので。

そんな時にはコピーライターというのは偉いなぁ、と思ったりするわけだ。眞木準さんの作品だと

恋を何年休んでいますか

なんてのは秀逸だ。つーか、私の中ではこれは No.1 の一つだ。

で、そんな好きなコピーの一つが「冬がはじまるよ at サッポロビール」。バブル真っ盛りに冬用のビールというコンセプトで物を作ったのはいいけれど、当時は冬にビールを飲むのはあまりメジャーじゃなかった。しかもバブル、秋にはじけてるし…。

どうやって売るのかという時に
『根本的にマーケットを開発してしまえ』
として、槇原敬之が同名のタイトルで作った曲をCMで流して「冬にビールを飲む事」を当たり前にしてしまった。


もちろん、
槇原敬之の曲が良くできていて、CMがスパッとはまったからこそのヒットではあるけれど、そもそもの発想がいい。冬にサッポロビールを飲んでもらう ではなく冬にビールを飲んでもらう に焦点をあてているその一見邪念の無さと、でもよくよく考えてみたら他にそんな広告の打ち方が出来るビール会社なんてあるわけがない、北海道のイメージを持ったサッポロだからできるというしたたかさ。

そういう他にいないポイントを見つけ出して切り込んでいく時の、大きな旗印として
冬がはじまるよ
以上のセリフは、ちょっと無いんじゃないかなぁと思う。

ELTの新しいシングルの2曲目が「冬がはじまるよ」だったので衝動買い。「恋をしている」を無視してずーっと繰り返し「冬がはじまるよ」を聞きながら、そんな事を思い出していた。

2007年11月2日

黒が流行ろうとしている…

なんかここ半月ぐらいの電車の吊広告、やたらと黒のファッションを勧める女性誌が多い気がする。

不況になる寸前の状態では黒が流行る

というのがなかったっけ??
うーむ、微妙に嫌な気配がする。ジリ貧貧乏的な景気の落ち方の気配が…。