2007年11月6日

英語をどうにかする -2- 意思の力だ!

英語を話せるようになる上で、最も重要なものはなにか。それは
伝えようとする意思
これに尽きる。

逆の言い方をすれば、「伝えるべき事がない」のではどのような言語もなかなか習熟しない。

例として日本語を考えてみよう。

あなたは今、日本語を完全に忘却した状態にある。文法も何もわからない。ここで、あなたは
「自分が空腹である」
事を周囲に伝えなくてはいけない。幸い、あなたには日本語の単語を3つだけ覚えている事をゆるそう。さて、何を覚え、それをどのように使う???

解答例: うちの3姉妹のチー先生

えぇ、3単語も要りません。「まんま」1つで十分。あとは強力無比に連呼するだけ。それで意思は通じます。


逆にこういうケースを考えてみよう。

あなたはある日、近所の小学校の前を通りかかった。
「すみません」
声を掛けられた。
「今日、挨拶に来るはずの人が急に出席できなくなったのです。
申し訳ありませんが、今日卒業する卒業生に送辞を話してあげてくれませんか?」
いや、いきなりそういわれても。あなたはこの地域に引っ越してきたばかりで、子供もいない。なのに30分も話せ、と言う。さて、あなたは何を話す???

日本語に堪能であるはずのあなたも、言葉が出てこなくなるはずだ。


結局、言葉と言うのは「意思を伝えるための道具」なのだ。伝えたい意思があれば、たとえボキャブラリーがどんなに少なくても、意思を伝えようとする。逆に伝えるべきものがない状態で、発言を強要されれば、どんなにボキャブラリーが多くても言葉に詰まるのだ。

だから
"this is a pen" に価値はない
だって「これはペンです」って誰に言いたいんだそりゃ??!

そうではなくて、心の底からこみ上げる衝動を大声で述べよう。さん、はい、
"food!!!!"
おや? あなたは「金返せ」でしたか? 私は大抵の場合「ご飯」になります。

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