2006年6月10日

「ゴミ削減のために」と「ゴミ箱を設置しません」の間

実は6/5から勤務地が新しくなった。
「9個の卵が並んでいるところに、10個目が落ちてきて、大惨事の予感」
マークの場所から
「輪ゴムを落とすと最もなりやすい形」
マークの場所へと移動したのだ。

で、新しい勤務地の謎のルール
ゴミ削減のためにゴミ箱を設置しない。
前半の目標から、なぜ後半の結論が出るのか、判らない。

そもそも、ゴミを削減したいのであってゴミが何処に捨てられているのか判らなくしたいのではないはずだ。この場合、まず一番最初に重要なのは、
「その事業所で排出されるゴミを正確に算出できるようにすること」だ。
もう少し判りやすく言うとゴミを見えるようにすること。

そして次に、どのような対策を打ったら、どのようにゴミの量が減ったかを追跡するわけだが、この際に、ゴミが見えなくなるような対策は一切打たないというのが大事になる。追跡できるゴミだけが排出されているゴミではない、という状態が発生したら
ゴミが減りました
ではなく
計測できるゴミが減りました
になってしまう。

計測できるゴミを減らすのなんて簡単だ。計測をやめればよい。そのほうがよほど安上がりだ。

さて、理論的な話はこれぐらいにして、現実問題として。
実は、ゴミを減らしたければ
・ゴミをきちんと分別するようにして
・ゴミ箱を大量に設置すればよい
という規則がある。

ゴミを本質的に減らすには、分別して、資源を資源として再利用すればよい。これ以外、手はない。過剰包装だろうが何だろうが、ものを買う側に選択権がある場合などほとんどない。「とにかく一番手近な購買部」で買うと、なぜか過剰包装なものしか置いておらず、それをさらに過剰に包装して渡してくれるのだから。

ゴミ箱が少ないと、とりあえずゴミをひとまとめにしてどこかに置いてから、それをゴミ箱へ持って行き、そこで分別しなおすということになる。実は分別が面倒くさいのは、分別する前に一まとめにして管理する、という事をしているからに他ならない。そしてそうなる理由は簡単だ。
近くに分別できるゴミ箱がないから
手の届く範囲内に常に、分別の分だけゴミ箱があるなら、一番最初にゴミが出た瞬間にゴミは分別される。細かくゴミが収集されるなら、どのゴミ箱も溢れないから、とりあえずあいているゴミ箱に、などという不埒なことも起こらない。

逆にゴミ箱を設置しなければ、各人は勝手にとりあえずのゴミ入れを用意し、そこに全部まとめて放り込む。ごみ収集所まで運ぶのは各人になるから、当然その段階で面倒になって、全部燃えるごみに叩き込むことになる。これでは、資源までゴミになってしまう。

結局お役所仕事的な発想がゴミを生んでいるのだ。
そして、世の中、一事が万事である。
業務の効率化なんて、いくら叫んでもムダだろう。
ゴミの捨て方すらろくに判らないのに、仕事を効率的に行う方法が判るはずがないし、判る人材を育てられるわけもない。