「もっと謙虚になりなさい」
言う人に限って、
お前が言うか
というぐらい謙虚じゃないだけでなく、無能で、無駄なところでだけ謙虚な人なので無視していますが。今回はその「謙虚さ」についてのお話。
まず、ほとんどの人が信じられないでしょうが、私は謙虚であるべきときには謙虚です。「信じられないだろうが」と「謙虚であるべきときは」という条件が付く、と言うことは、
まず、ほとんどの人が信じられないでしょうが、私は謙虚であるべきときには謙虚です。「信じられないだろうが」と「謙虚であるべきときは」という条件が付く、と言うことは、
- ほとんどの場合は謙虚じゃない
- 「どういうときに謙虚であり、どういうときには謙虚であってはいけないか」について、ルールがある
観察力のない人から見れば、
謙虚な所が無いように見える
とまぁ、ここまで大見得を切れば当然答えなくてはいけないのが、
どういうときに謙虚なのさ
どうしてそれ以外は謙虚じゃないのさ
どうして普段は謙虚に見えないのさ
どうしてそれがいいのさ
というわけで、今回はそれに答える、というテーマ。
意識するかどうかはともかくとして。大抵の人は PDCAサイクル というものにそって行動している、と言われています。
Plan: 計画を立てる(報)
Do: 実行してみる (因)
Check: どうなったのか観察する(果)
Act: 計画との齟齬をチェックする、分析する(応)
ようするに、何かをしようとする前に『何をするかを決める』。何かをしたら『どうなったかを見る』。そして『分析する』。その結果を次の『何をするのか決める』段階に生かす。
実行してみる、の段階は、実際に実行しようとしてうまくいったり失敗したりします。ここには謙虚もへったくれもありません。もし、他者から見て、この段階で謙虚さが欲しいなら、それはその前の Plan が大胆すぎた、という事です。そして私に言わせれば、Plan の段階で謙虚さなんぞ発揮しても無駄です。Planの段階で謙虚だ、と言うことは 「やればできるかもしれないことに手を出さない」という事です。そんな所に謙虚さは不要です。
もちろん、失敗した場合のリカバープランは立てる必要があるでしょう。あるいはリスク分析をして、失うものについては覚悟が必要です。しかし得失を計算して、黒字になると考えたら、失敗覚悟でやってみる。この段階で萎縮する必要は何もありません。
問題は「正しく得失を予測できるか?」と言う点です
できないなら、何故?
実は、大抵の人間に欠落しているのは
観察(Check) の段階の謙虚さ
と、
分析(Act)の謙虚さ
都合の悪いデータを排除する。そのための言い訳を用意する。そのため、観察の段階では非常に都合の良い結果が出ます。しかし、自分自身は観察の段階に手心を加えたと知っていますので、その後の Plan において、分析結果をそのまま使うことができません。
どうしても安全サイドに倒した Plan になる
そのような Plan と Do を
謙虚と言いたくなる
しかし、これは謙虚さではありません。単なる誤魔化しと、他人も自分と同じような誤魔化しをやっているのではないか、という猜疑心です。
多くの人、特に私に謙虚さについて一言述べたくなる人は、大抵、このパターンのようです。
ちょっと前ですが、爆笑問題の二人が出ていた、転職サイトのCMにこんなのがありました。確か en-Japan だったと思うんですが…
結局、大胆だったのは、
いちばん慎重な人でした。
ここでいう「慎重な人」と言うのは、CheckとActの段階で十分な情報収集をする人、自分に都合の悪い情報もきちんと受け止める、入力に対して謙虚な人です。そういう人は、その次の Plan の段階で 大胆な手を打てる。自分が入力情報に対して謙虚だ、という事から来る自信こそが Plan と Do の大胆さにつながる。
というわけで。多分、これで答がわかったと思います。
私は Check と Act に対して謙虚です。
Plan と Do に関しては謙虚さなんぞ微塵もありません。
だから、私の行動がどのような背景に基づいているのか、ちゃんと観察できない人からみると、私には謙虚さは微塵もありません。
実際問題としては。
実は Act の途中から後、すでに若干謙虚じゃありません。
Act は「問題の発見と解決」です。観察の結果、問題が発見されるのが Act の前半です。
で、後半。ここで謙虚になるとはどういうことか??
俺には解けないかもしれない…
と引いてしまう事です。それでは解ける物だって解けない。
俺に解けないなら
誰にも解けんわいっ!!
というぐらいの気概で問題に当たらなければ、人生やってられません。
ちなみに。何事にも例外はあるもので。
私の場合、あまり もてませんな、この戦略で生きていると。
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