今回のお仕事で一番頭痛の種なのが実はこの人。
Andrew Tridgel 君。そう。Samba の開発者だ。
いや、何が頭痛の種かって、この人黙んないんだわ。喋る、喋る。まぁ、ペラペラペラペラ、よく口が回るなというぐらい喋る。他人の言うことなんざ聞いちゃいねぇ。
「OSDL オーストラリア代表」とか冗談をかましていたが、冗談抜きでオーストラリア全部の人たちの分まで喋る気じゃなかろうかというぐらい…。
自分が興味のあることだけをぶちかます、という意味では一番厄介で、逆に言うとこれを Linus にぶつけるのが一番丁度よいかもしれない、というそんな人物。
と、人物評ばっかりしてもしょうがないので、Samba 4 の話を少しだけすると。
Samba 4 は Samba 3 からは 根こそぎ 変更したものだそうだ。もう、根本構造から入れ替えて、一種のプロトコルコンバータとして成立させるらしい。すると、IDL で記述しやすくなるので、大半を IDL で書き直すそうだ。この結果、Samba 3 から Samba 4 へはコードシェアの分量が圧倒的に少なくなるらしい。
これに関してはよい点と悪い点。
よい点は IDL を使って記述するので、テストが自動生成しやすくなる、という点。
悪い点は Samba 2 で入れて、Samba 3 で蹴飛ばされたのでもう一度力で押し込んだ(しかも、Samba-JP の成果を自社だけの成果のように主張している会社がいるが実はそれは大間違いな) あの、MS-Kanji ⇔UTF-16 変換コードが、また落っこちる可能性が高い、という事だ。当人は、
「高橋基信 が作ったテストコードを通すから大丈夫だ」
と言っているが、さて。IDLで書き直してテストも入れ替えるのであれば、当然このテストに通すのを忘れる公算は高い罠。
と言うわけで、Samba4 は一から評価しなおす必要があるようだ。
ちなみに人物評に戻ると、この人はその口の回転速度以外は基本的に田舎者です。つまり、人柄的には悪い人じゃない。が、普通はその口の回転速度はオバチャンの独壇場だと思うのだが…。
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